凸版間欠印刷機は、ラベル印刷機の中でもコンパクトなサイズ感やコスパの良い印刷機が多いのが特徴です。中小ロットを得意としながらも、時間を掛ければ大ロットもこなせるオールマイティーな印刷機です。そんな凸版間欠印刷機の仕組みや導入するのにおすすめの企業まで解説。ラベル印刷機を導入するときの参考にしてみましょう。ラベル印刷機でロスなく鮮明さを求めるなら凸版間欠印刷機引用元:株式会社 フォーワテック・ジャパン公式HP凸版間欠印刷機は、輪転印刷機の弱点であった印刷ピッチの調整(印刷物のサイズにより版胴、ギヤの交換)を紙をリバース(逆転)させることにより解消した印刷機。版胴と圧胴が紙の流れに合わせて回転運動する印刷方式です。ラベル印刷機の中でも原紙のロスが少ないため、長期的なランニングコストを抑えられるのも特徴です。また、小型かつリーズナブルな価格の製品が比較的多いため、小スペースにも設置可能なラベル印刷機を探している方は、導入を検討してみましょう。凸版間欠印刷機の特徴引用元:株式会社三條機械製作所公式HP凸版間欠印刷機の特徴を理解することで、さまざまなタイプがあるラベル印刷機から自分に適した製品を探せます。凸版間欠印刷機には、どのような特徴やメリットがあるのかを3つの具体例からみていきましょう。小ロットの生産に向いている凸版間欠印刷機は、コンパクトで印刷段取り時間が短く、通紙ロスが少ない為、小ロットの生産に向いています。版をシール・ラベルなどの用途やデザインによって付け替えれば、多様な印刷にも対応可能です。また、日本の印刷市場では大ロット向けのラベル印刷機から、小ロット向けへと顧客のニーズが移り変わっています。時代の流れにも沿ったラベル印刷機を探している方には、凸版間欠印刷機がおすすめです。鮮明な印刷効果が期待できる凸版間欠印刷機は、印刷サイズごとにシリンダーを交換する必要がないのが特徴です。繊細な模様や色のグラデーションを重視するのではなく、鮮明な仕上がりを目指したい方は凸版間欠印刷機を導入しましょう。凸版間欠印刷機のデメリット引用元:株式会社フォーワテック・ジャパン公式HPコスト削減効果も期待できる凸版間欠印刷機ですが、いくつかのデメリットもあります。特徴や利点だけでなく、デメリットまで正しく把握することで、自分の用途に合った印刷選びができるようにしましょう。細かい模様にも対応可能になってきている凸版間欠印刷機凸版間欠印刷機は、文字や枠組みが鮮明な印刷には適していますが、グラデーションや微細なデザインの印刷には不向きでした。ですが最近では、CTPの導入により、製版技術が向上され、以前よりも印刷精度が進化してきています。印刷スピードが遅めなので大ロットには向いていない凸版間欠印刷機は小スペースに収まり、比較的価格が安価な一方で、輪転機と比較して印刷スピードが遅いのがデメリットです。輪転機の印刷スピードは1時間に平均で3,000m前後ともいわれます。対して凸版間欠印刷機は遥かにスピードが劣るため、大ロットの生産には不向きなのです。輪転機は一方で、本体が大きく設置スペースが必要、小ロットの印刷に向いていないといった点が欠点ですが「太陽機械製作所」では、夢の次世代型ミニマム凸版輪転印刷機と呼ばれる「TCR-200Tutti」のように、輪転印刷機ながらコンパクトなラベル印刷機を完備。中大ロットの印刷をコスパよく行いたい方は注目です。凸版間欠印刷機はどんなときに向いている?凸版間欠印刷機の導入が向いているのは下記のようなケースです。広い設置スペースの確保が難しいランニングコストを抑えたい小ロットの生産を予定している凸版間欠印刷機の特徴は、コンパクトなサイズとランニングコストの安さです。6m前後の設置スペースを確保できれば印刷機を導入できます。また、輪転式と比べると原紙のロスを抑えられる傾向にあるので、ランニングコストを抑えたい方にも向いている製品です。ラベル印刷機・凸版間欠印刷機のおすすめメーカー3社引用元:イワサキインターナショナル株式会社公式HP凸版間欠印刷機の導入を検討しているとき、どのような会社で購入できるのか分からないという方も多いはずです。そこで、ラベル印刷機のメーカーとして国内でも高い評価を得ている3社の特徴を紹介します。世界各地で高い評価を得る「イワサキインターナショナル」引用元:イワサキインターナショナル株式会社公式HP「イワサキインターナショナル」は、ラベル印刷機と後加工機の分野のパイオニア企業として、「製品を造るな、商品を創れ」というコンセプトのもとに、変わり続ける顧客のニーズを満たす多様なラベル印刷機を販売しています。誰もが知っているような有名ワインボトルのラベルをはじめ、多様な製品のラベル印刷に使われているのが「イワサキインターナショナル」の製品です。海外でも使いやすさや充実の機能が高く評価されているラベル印刷機を導入したい方は、「イワサキインターナショナル」に問い合わせてみましょう。【「イワサキインターナショナル」の詳細情報はこちらから】生産性の高いラベル印刷機「FUSION W」「FUSION W」は、中小ロットの印刷に適している印刷スピードの早い凸版間欠印刷機です。ワイドタイプのモデルのため、330mmまでの広い原反幅に対応しています。イワサキインターナショナルのオフセット間欠印刷機「AQUA mini」と同じく、単独サーボのシャフトレス機能が搭載されているため、見当精度が高いのも特徴。また、ロスが少なく、短納期・低コストでの印刷が可能です。ガイドレス機能付きの簡単操作で、印刷作業にかかる人員・時間の節約もできます。高精度な凸版間欠印刷機に世界も注目「三條機械製作所」引用元:株式会社三條機械製作所公式HP「三條機械製作所」は、ものづくりの街として知られる新潟県三条市で80年以上の歴史を誇る老舗印刷機メーカーです。インドや中国といったアジア太平洋でも注目を集める「三條機械製作所」では、超精密・高性能を追求したラベル印刷機を購入できます。また「三條機械製作所」は、印刷機の設計・製造・販売まで全て一貫体制です。委託業者を挟まないため、余計なコストが発生せず、納品までよりスピーディーに行なえます。蛇行修正機能や見当合わせを自動で行ってくれる「ARCS」のように、便利な機能が詰まったラベル印刷機なら「三條機械製作所」がおすすめです。【「三條機械製作所」の詳細情報はこちらから】凸版間欠印刷機なら小型で小ロットに対応可能な「CS-200」多様な製品が揃う「三條機械製作所」では、凸版間欠印刷機なのに小型で小ロットの生産に対応した印刷機があります。「CS-200」は、必要最小限のスペースにも置ける小型ながら、機能充実の凸版間欠印刷機です。ごくごく小スペースでも設置も可能なため、平圧機からの置き換え、設置台数を伸ばしてきました。購入価格だけでなく、電力コストも低いモデルなので、コスパの良いラベル印刷機を探している方にもおすすめです。多様なラベル印刷機が揃う「三起機械」引用元:三起機械株式会社公式HP三起機械は、「お客様目線に立ったものづくり」をモットーとして、顧客のニーズに応える製品を長年開発し続けている印刷機メーカーです。日本国内だけでなく、グローバル展開も視野に入れているなど、時代の変化に合わせたタイプ力の高さが光ります。また、「三起機械」には、顧客のニーズが反映されているさまざまなタイプの印刷機があります。使いやすいガイドレスモデルから、一つでさまざまな幅に対応できる多機能な製品まで、おすすめのラベル印刷機をみていきましょう。【「三起機械」の詳細情報はこちらから】濃度の高い印刷を要求されるならレタープレスベタ文字印刷でインパクトのある仕上がりを求める方には、凸版間欠印刷機がおすすめです。「三起機械」の小型凸版間欠印刷機の「OZ-200」は、セクショナルドライブ機構採用で、使いやすさと同時に高速・高機能な印刷が可能です。小ロットの生産にぴったりな凸版間欠印刷機引用元:イワサキインターナショナル株式会社公式HPラベル印刷機の中でも、凸版間欠印刷機は小ロットの生産やリーズナブルなラベル印刷機を求めている方にぴったりです。輪転機と比べると原紙のロスが少ないのも特徴なので、ランニングコストを抑えたい方にも向いています。本記事で紹介した凸版間欠印刷機の特徴やおすすめの企業情報を参考に、ぜひ自分に合った製品を探してみましょう。